一口すするとお茶本来の旨味は驚くほど口に広がり、香りが鼻を抜ける。三代目店主は、この味を出すためにそれまでの製法にとらわれず茶園の土作りを行いました。植えたばかりの幼木は、すぐに雑草に埋もれてしまうため畑に足繁く通い人の手で管理しなければいけません。そうして約5年かけて成園となり極上の茶葉は収穫出来るようになります。それは産地の気候を見極め、研究機関の知識と共に自らの経験を掛け合わせ、代々長い時間をかけてやっと辿り着く極上の一杯なのです。その一杯を是非一度味わって頂きたいです。
古くから八十八夜摘み(立春から数えて八十 八日目 )のお茶は不老長寿の縁起物として
大切にされてきました。魚粕、油粕などの有機質を多く施肥し、根からの 吸収効率が高い液肥を充分に与えています。収穫前にかぶせ栽培を行い、自社工場にて生葉の状態、天気、気温を人の手で見極めながら蒸し、揉み、 乾燥を調整し 製品へと加工していきます。お茶の旨味が凝縮された貴重な旬のおいしさを是非ご賞味ください。
GABAを高めた希少茶「ぎゃばろん茶」
農林水産省現独立行政法人野菜茶業研究所で開発された緑茶加工法で、摘んだばかりの生葉を真空状態の中に置くことで、GABA(γ-アミノ酪酸の含有量を増大させ緑茶加工したお茶です。国内でも生産は非常に少なく、熊本県内では本工場が最初となります。
もともと血圧の高かった店主が自分の為に毎年少量ずつ作っていましたが効果が現れたので商品化しました。
GABAは血圧降下作用、精神安定作用などの多くの健康効果が報告されている注目の天然成分です。
世界初の新紅茶「ギャバロン紅茶」
ギャバロン紅茶とは、熊本県山鹿市茶業振興会で山鹿のオンリーワンの製品作りを目指し、開発、製造、販売するまったく新しい国産紅茶です。国産紅茶発祥の地「山鹿」から特産品を生み出したい想いから、山鹿市のお茶屋三件で共同開発しました。
GABA(γーアミノ酪酸)を豊富に含んでおり、血圧降下作用、脳や内臓器官の血流改善、利尿作用、精神安定作用などの研究結果が報告されています。一切の添加物を加えないお茶製品です。
国産紅茶発祥の地「山鹿紅茶」
1875年、政府は、山鹿の地に日本で初めての紅茶伝習所を設置しました。
それ以降は、盛んに紅茶が生産され、本場ヨーロッパにも輸出があったほどでした。
しかし、紅茶生産は徐々に衰退し、1960年代には途絶えてしまいました。
そして21世紀を迎えた山鹿市では、当時の製造方法を忠実に再現した「復刻紅茶」を製造
しました。
山鹿市で収穫された紅茶用品種「べにふうき」を使用し、国産紅茶ならではの渋みが少なくまろやかな味が特徴です。